ご存知の方も多いと思いますが、昨日神奈川県で起こった、通り魔による19人のも人への殺傷という痛ましい事件。ＴＶやネットでは事件についての様々な議論がなされています。犯人はなぜこのような凶行に至ったのか？真相が気になるところですが、いつどこで起きてもおかしくないようなシチュエーションに、決して他人事のようには思えません。この事件で被害に遭われお亡くなりになられた方にご冥福をお祈りするとともにお怪我された皆様には一日も早く傷が癒えますようお祈り申し上げます。
こういう事件が起こると決まって言われることは防犯状況ですね。冒頭でも触れさせていただきましたが『防ぎようがなかったのか？』ということです。ここ最近痛ましい交通事故が起こった時もありましたが、まず議論されたりその後の対策としまして『防ぐための対策』ということになります。
交通事故の場合であれば車の対策や免許の対策と、あれこれ方法はあったりしますが、こういう通り魔による事件に関してはなかなか対策が難しいと思います。なぜならばきっかけがその犯人の心情にあるからだと思います。人間生まれたときから悪人なんているわけもなく、ほとんどの場合が成長段階における過程により社会から孤立したりして、これ以上生きていく術を見出せずに凶行に至るのではないかと思います。
今後このような悲しい事件を未然に防ぐ方法…すなわち今回の犯人のような人が凶行に至るような考えにならない社会になっていかねばならないと思います…というか願ってます。
老いも若きもですが、近年社会的に孤立している人が非常に多いように思います。そういった状況が様々な事件の要因になっているように思います。じゃあどうして孤立という状況になってしまうのか？それは一口に言えませんがいろいろな原因があると思います。昔は、近所の人が家の中の状況までよく知っていた…なんてこともよくありましたが、近年ではあまりそういうこともなくなってきていると思います。今でも田舎に行けば前述のような昔のスタイルが残っていますが、世間一般にはもう普通ではないのだと思います。個人情報の保護、個人の尊重、ライフスタイルの多様化…これらがすべての要因とは言いませんが、今介護保険でいわれている地域包括ケアなんてのも昔あったようなみんなで支えあう社会を再構築しましょう…というように今一度社会全体でこの問題を見直していく必要があると思います。
被害に遭われた方やそのご家族の方は、昨日の朝『いつも通りの朝』と思って学校・会社などに当たり前のように出かけ・送り出したことでしょう。それが一人の凶行により予想だにしない、悲惨な事態になってしまいました。この『いつも通りの朝』が当たり前のようにやってくる。そんな安心した社会が、これからの未来当たり前のように叶えられる…そう信じて日々生活していきたいです。

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