ユーモラスな「11ぴきのねこたち」が活躍する「馬場のぼるの世界展」開催
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兵庫県丹波市にある植野記念美術館では、独特の世界観で読む人を笑顔にしてくれる「11ぴきのねこと馬場のぼるの世界展」を開催している。
1927年に青森県三戸町で生まれた馬場のぼる氏は、戦後、漫画家としてデビュー。児童雑誌に発表した野球漫画「ポストくん」でデビューし、「ブウタン」で第1回小学館漫画賞を受賞。馬場氏の代表作でもある「11ぴきのねこ」は、1968年に産経児童出版文化賞を受賞している。
絵本「11ぴきのねこ」は、愛らしく描かれた11匹の猫たちが力を合わせて怪魚を捕まえるというストーリー。「11ぴきのねこと~」シリーズは全6作出版されており、「11ぴきのねことあほうどり」は文藝春秋漫画賞、「11ぴきのねこ マラソン大会」はボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞している。
本展では、「11ぴきのねこ」シリーズをはじめとした絵本や漫画の原画、スケッチ、さらに2010年に生まれ故郷の青森県三戸町で見つかった幼少期の作品やスケッチ、家族写真などの資料も併せて展示されている。
会期は、9月4日(日曜日)まで。観覧料は、一般800円、大学・高校400円、小中学生200円。